奈良市の東大寺二月堂で1日、「お水取り」の名で知られる伝統の仏教修行「修二会」の本行が始まった。東大寺大仏開眼の752年以降、途切れることなく続いており今年で1274回目。古都・奈良に春を呼ぶ風物詩とされる。
「練行衆」と呼ばれる11人の修行僧が二月堂本尊の十一面観音菩薩に懺悔し、人々の幸福を願う。満行を迎える15日まで寺にこもり、板に身を打ち付ける「五体投地」など厳しい修行を続ける。
たいまつの火の粉がかかると健康になるといわれ、多くの参拝者が訪れる。疫病の流行や戦争でも中止にならず「不退の行法」とも呼ばれる。
