「1票の格差」が最大2・06倍だった2024年10月の衆院選は投票価値の平等を求める憲法に反するなどとして、沖縄県の有権者が県内4選挙区の選挙の無効を求めた訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部は18日、選挙は合憲と判断し、無効請求を棄却した。全国14の高裁・高裁支部に起こされた16件の訴訟のうち7件目の判決。これまでの6件も全て合憲判断だった。
那覇支部の三浦隆志裁判長は判決理由で「選挙区割りが憲法の投票価値の平等の要求に反する状態に至っていたということはできない」と指摘した。原告側は上告する方針。
3月7日の福岡高裁で判決が全て出そろい、最高裁が統一判断を示す見通し。
今回の衆院選は、小選挙区定数「10増10減」などを受けた新区割りで初めて実施。24年10月27日の投開票日時点で議員1人当たりの有権者数は最少の鳥取1区と比べ、最多の北海道3区が2・06倍。最高裁が合憲と判断した前回21年衆院選の2・08倍から格差は縮小していた。
