3月に東北新幹線はやぶさ・こまち21号の連結が外れるトラブルが起きてから1カ月が過ぎた。JR東日本は、運転席のレバーを固定して連結器の誤作動を防ぐ「当面の対策」に大きな問題は生じていないとする。ただ、詳しい原因が不明のまま応急処置での連結運転が常態化することに、懸念の声も上がっている。
JR東の喜勢陽一社長は8日、現状でも安全性は確保されていると強調した上で「この状態が好ましいとは思っていない」とも述べた。連結器の誤作動を、電気系統とは別の仕組みで防ぐ二重系統の対策などに取り組むとしたが、実現時期のめどは示さなかった。
3月6日に上野―大宮間で、はやぶさとこまちの連結が外れ、JR東はいったん連結運転を中止。分離操作に関わるレバーが走行中に動かないよう金具で固定する措置を施し、同14日から再開している。
JR東によると、秋田新幹線は盛岡駅、山形新幹線は福島駅で列車を連結・分離するたびに金具を着脱する。両駅には交代制で複数の担当者を配置し、定期列車だけで1日当たり計約60回の作業をこなす。
