【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領を批判していた野党指導者のネムツォフ元第1副首相が暗殺されてから10年となった27日、モスクワ中心部の殺害現場に市民らが花を持って次々と追悼に訪れた。治安当局は周辺に警察官らを配置し警戒。手向けられた花を5〜10分ごとに撤去した。
2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島併合などを批判していたネムツォフ氏は15年2月27日夜、モスクワ中心部のクレムリン(大統領府)周辺で射殺された。現場近くでは27日、遺影が掲げられ、ロシアメディアによると欧州諸国の駐ロ大使らも献花に訪れた。
追悼の動きが拡大するのを警戒する当局は不定期に花や寄せ書きを撤去。毎年、命日に現場を訪れるというロシア人男性によると昨年までなかった当局の動きという。
事件では殺人罪などで5人が実刑判決を受けたが、暗殺を指示したとされる人物は明らかになっていない。
