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三幸製菓、工場火災遺族に説明 「もっと早く」と声詰まらせ

2025/2/27 20:13 (2025/2/27 21:00更新)
 2022年の工場火災で亡くなった従業員遺族宅を訪問する三幸製菓の山下仁社長(左)ら=27日午後、新潟県胎内市 拡大する

2022年の工場火災で亡くなった従業員遺族宅を訪問する三幸製菓の山下仁社長(左)ら=27日午後、新潟県胎内市

 2022年2月に6人が犠牲となった工場火災が起きた米菓大手三幸製菓(新潟市)の山下仁社長(67)が27日、新潟県胎内市の従業員遺族宅を訪れ、故人の人柄や働きぶりを初めて説明した。遺族は「もっと早くしてもらえれば、これほどの不信感はなかった」と声を詰まらせた。

 社幹部は月命日などに一部遺族宅を訪問しているが、亡くなったアルバイト従業員伊藤美代子さん=当時(68)=の長男(47)は、社側が犠牲者への理解に乏しく、不信感が募ると指摘。これを受け、社内で美代子さんの生前の様子を複数人から聞き取ったという。

 伊藤さんによると、社側は「美代子さんは同僚に対し、孫の成長を気にかけたり、仕事をやめたい時につなぎ留めてくれたりする存在だった」と報告したという。

 訪問後、山下社長は取材に「早くこちらから気づいて動けたらよかった」と話した。伊藤さん以外の遺族への対応については明言を避けた。

 火災は22年2月11日深夜に発生。新潟県村上市の工場建物を全焼し、20代男性社員2人と60〜70代の女性アルバイト従業員4人が死亡した。