【北京、ハノイ共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が2019年2月に1期目のトランプ米大統領とベトナム・ハノイで会談してから27日で6年が経過した。会談決裂後、北朝鮮は核・ミサイル開発を再開。2期目の大統領に返り咲いたトランプ氏は再接触に意欲を示すが、金氏は慎重な姿勢だ。北朝鮮メディアは米国の外交政策への批判を繰り返して攻勢に出ている。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信はトランプ氏の今年1月20日の就任後1カ月余りで、米国を批判する論評や当局者の談話を計20回近く配信してきた。
北朝鮮の核兵器は「いくらかの金銭で取引する交渉材料ではない」とし、国連安全保障理事会などの制裁の解除には関心を持っていないと主張。米国の軍事訓練を巡りトランプ政権を名指しして批判することもあった。
ただトランプ氏個人への言及はない。1期目で会談や親書の交換を通じて金氏と築いた親交に配慮しているとみられる。
金氏は1月下旬にウラン濃縮施設を視察したことが報じられた。制裁による「高い代償」を払ってでも核兵器を増産する方針だ。
