メインコンテンツに移動
千葉豪雨復興応援キャンペーン

バチカン「非核へ行動を」 被団協ノーベル賞に賛辞

2025/2/21 19:19 (2025/2/21 20:00更新)
 ローマ教皇庁のパロリン国務長官=2024年11月、バチカン(共同) 拡大する

ローマ教皇庁のパロリン国務長官=2024年11月、バチカン(共同)

 【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)のパロリン国務長官(首相に相当)は21日までに、8月に広島、長崎への原爆投下から80年を迎えることを踏まえ、国際社会に対して「核兵器のない世界」実現に向けた責任ある行動を求めた。日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞は「次世代への激励になる」と賛辞を贈った。

 共同通信の書面インタビューに答えた。バチカンは2017年に核兵器禁止条約をいち早く批准。元首のローマ教皇フランシスコは核兵器廃絶を繰り返し訴え、19年の来日時には広島と長崎を訪れた。

 パロリン氏は「核兵器は保有するだけで恐怖や疑心を生み続け、国際秩序を不安定化させる」とし、通常の武力紛争が核使用に発展するリスクも伴うと指摘。核兵器禁止条約には核保有国や日本など不参加国も多いが、被爆80年を迎えるに当たり「近視眼的なアプローチを避け、共に行動すべきだ」と呼びかけた。

 被団協の平和賞受賞には、ロシアの「核の威嚇」などを念頭に「核兵器の脅威が現実化している中で重要なシグナルになる」と意義を強調した。