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坂口安吾、幻の探偵小説を発見 全集未収録、文芸誌掲載へ

2022/12/6 16:14 (2022/12/6 17:05更新)
 戦前のタブロイド紙に掲載されていた坂口安吾の小説「盗まれた一萬圓」(新潮社提供) 拡大する

戦前のタブロイド紙に掲載されていた坂口安吾の小説「盗まれた一萬圓」(新潮社提供)

 「堕落論」「白痴」などで知られる作家坂口安吾(1906〜55年)がデビュー間もない20代半ばに執筆した「探偵小説」が見つかったことが6日分かった。戦前のタブロイド紙に発表していたが、全集などには未収録で、長らくその存在は知られていなかった。識者は「全くの新資料」と説明。7日発売の文芸誌「新潮」に掲載される。

 小説は「盗まれた一萬圓」と題された、400字詰め原稿用紙30枚ほどの短編。週刊紙「東京週報」33年10月15日号に発表された。旧家を舞台に、書斎から1万円が消えたという導入から、語り手の医師が「名探偵」として捜査に乗り出す物語。