国連機関の世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長は11日、日本記者クラブで会見を開き、ロシアの侵攻などで「食料価格の高騰が6カ月から数年単位の問題になるかもしれない」と述べ、長期化するとの見通しを示した。
ロシアが世界有数の穀倉地帯ウクライナに侵攻し、世界的に小麦などの安定供給が揺らいでいる。ロシアによる黒海封鎖でウクライナのオデッサ港からの穀物輸出が停滞。ビーズリー氏は「封鎖を解除しないことは世界の食料安全保障への宣戦布告だ」とロシアを非難した。
WFPによる中東やアフリカ向けの食料支援を、価格上昇で縮小せざるを得ない事態が生じているとも強調した。
