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塚本晋也監督『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』出演者が語る撮影秘話、インタビュー映像解禁

映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』メイキング写真(塚本晋也監督) (C)Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners (C)Allen Nelson/KODANSHA

 公開中の映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』から、主演のロドニー・ヒックス、ジェフリー・ラッシュ、タチアナ・アリのインタビューと、塚本晋也監督が自らカメラを手に撮影する姿などを収めたメイキング映像が公開された。米国、ベトナム、タイ、日本の4ヶ国で行われた撮影について、3人が出演を決めた経緯や監督との仕事を振り返っている。

【動画】『ネルソンさん~』キャストインタビュー&メイキング映像

 本作は、ベトナム戦争に従軍したアレン・ネルソンさんが、自らの戦争体験と帰還後の葛藤をつづったノンフィクションを原作とする。塚本監督が脚本・撮影・編集も手がけ、全編英語で、戦争に加わった側が負う傷を描いた。「第83回ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門に出品され、イタリアの高校生が選ぶ「レオンチーノ・ドーロ賞」を日本作品として初めて受賞している。

 主人公アレン・ネルソンを演じたロドニー・ヒックスは、ブロードウェイミュージカル『RENT』のオリジナルメンバー。アレン・ネルソンさん本人と容姿が似ていることに加え、役への深い理解と熱意が決め手となり、多くの候補者の中から抜てきされた。

 オファーを受けた際の心境について、「有頂天になった」と表現するヒックス。一方で当時は、「芝居を人生の中心にするのはやめようと思っていた」と、キャリアの転機にあったことを明かす。それでも、届いた脚本を読み進めるうちに、「僕が演じるべき役だと確信したんだ」と語っている。

 『シャイン』『英国王のスピーチ』などで知られるジェフリー・ラッシュは、アレンの心の傷に向き合うニール・ダニエルズ医師を演じた。オファーを受けた時のことを「ここでは再現できないほど驚いたよ」と振り返り、「監督がどの作品を観て私を選んだのかは不明だが、“パイレーツ”でないことは確かだろう」とユーモアを交えながら、「演じたことのない役を求めていたんだ」と、当時の自身の思いを明かしている。塚本監督については、脚本から撮影、編集まで担う仕事ぶりに触れ、「映画言語に対する感性がずば抜けている」と評している。

 そしてアレンを支える妻リンダを演じたのは、俳優・歌手として活躍するタチアナ・アリ。オファーを受けた時のことを、「どこにいたのか、正確に覚えてる」と語り、「脚本を読み始めたら引き込まれたわ。強く心を動かされた」と回想。塚本監督との撮影については、自身も俳優である監督と役や場面を作る際の関係に触れ、初めて会った時には「彼の優しさと寛容さに驚いた」と振り返り、「現場で経験できた内容は、期待をはるかに大きく上回るものだった」と語っている。

 あわせて公開されたメイキング映像には、塚本監督がカメラを構える姿や、俳優たちと意見を交わしながら撮影を進める様子が収められている。撮影には4ヶ国で約200人のスタッフとキャストが参加した。ラッシュは塚本監督が生み出す映像について、「実際に目にするまで誰も想像できないような映像だ。彼との仕事は最高に刺激的だったよ」と語っている。

 映画は9月11日に8館で公開され、公開13日間で動員4万人、興行収入6103万6100円を記録している。

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